溶接ロボットの到達範囲に影響を与える要因
最近、JSRのお客様から、ロボットでワークを溶接できるかどうか不安なお問い合わせがありました。弊社のエンジニアによる評価の結果、ワークの角度がロボットで入力できないことが判明し、角度の修正が必要となりました。
溶接ロボットはあらゆる角度に到達できるわけではありません。影響する要因は以下のとおりです。
- 自由度溶接ロボットは通常 6 つの自由度を持っていますが、特に複雑な溶接領域や狭い溶接領域では、すべての角度に到達するにはこれでは不十分な場合があります。
- エンドエフェクタ: 溶接トーチのサイズと形状により、狭いスペースでの移動範囲が制限されることがあります。
- 職場環境作業環境内の障害物はロボットの動きを妨げ、溶接角度に影響を及ぼす可能性があります。
- パスプランニングロボットの移動経路は、衝突を回避し、溶接品質を確保するために計画する必要があります。複雑な経路は実現が困難な場合があります。
- ワークピース設計: ワークピースの形状とサイズはロボットのアクセス性に影響します。複雑な形状の場合、特別な溶接位置や複数回の調整が必要になる場合があります。
これらの要因はロボット溶接の効率と品質に影響を与えるため、タスクの計画と機器の選択時に考慮する必要があります。
ご不明な点がございましたら、JSRまでお気軽にお問い合わせください。経験豊富な専門エンジニアが、お客様に最適なご提案をさせていただきます。
投稿日時: 2024年5月28日